きっと、星のせいじゃない

ベイビー・ドライバーに続いてアンセル・エルゴートシリーズ。
たぶんWikipediaのあらすじはストーリに忠実なのだけど正しくなくて、

映画の雰囲気、シャイリーン・ウッドリーの演技、アムステルダムに旅行するシーンや ヴァン・ホーテンのエッセンスなど、リソース配分がとても素晴らしいので観た方がいいです。

絶望や抗えない不幸の中に幸せを描いて真実を伝える。そういうのも映画のあり方かとおもうので。

 

 

 

 

 

ベイビー・ドライバー

アンセル・エルゴートってほんと良い俳優です。
日本だとかつての柳楽優弥系というか、潔癖そうで神経質そうで、寂しがり屋の中二病みたいな幼いイキった役やらせたら今のところNo1じゃないかなー。

幼い時の事故の後遺症によって耳鳴りに悩まされながら、完璧なプレイリストをセットしたiPodで音楽を聴くことで驚異のドライビングテクニックを発揮するベイビー(アンセル・エルゴート)。その腕を買われて犯罪組織の逃がし屋として活躍するが、デボラ(リリー・ジェームズ)という女性と恋に落ちる。それを機に裏社会の仕事から手を引こうと考えるが、ベイビーを手放したくない組織のボス(ケヴィン・スペイシー)は、デボラを脅しの材料にして強盗に協力するように迫る。

ーベイビー・ドライバー (2017)

ストーリーを楽しむのと、カーアクションを楽しむのとで5:5くらいを見ておくとよいと思います。
ややネタバレ入りますが、なぜ犯罪組織の逃がし屋になったか、とか、ドライビングテクニックはどう身につけたのか?という所は深く説明されません。犯罪者集団の描き方もベタに入れ墨だらけにケバケバしい派手な格好の、ギャグ漫画のような演出です。強盗の手口も荒っぽくて、こんなんすぐ足がついてつかまるでしょーと思ってしまいますがそこは深く気にすると楽しめなくなるので目をつぶった方がいいです。

「人や車の動きを使ってリズムを刻むミュージカル」という観点で見るのがおすすめです。

ケビン・スペイシーの贅沢な使い方もみどころ。

スリー・ビルボード

そう、劇場に観に行ったのでした。

『スリー・ビルボード』(原題:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri)は2017年にアメリカ合衆国で公開されたドラマ映画である。監督はマーティン・マクドナー、主演はフランシス・マクドーマンドが務める。

本作は2017年8月に開催された第74回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に出品され[4]、最高賞である金獅子賞こそ逃したものの、マクドナーが脚本賞を受賞するなど高い評価を得た[5]。また、第90回アカデミー賞では作品賞、脚本賞、作曲賞、編集賞など6部門で計7つのノミネートを受け、主演女優賞(フランシス・マクドーマンド)と助演男優賞(サム・ロックウェル)を受賞した。- スリー・ビルボード

 

えー、感想。

主演のフランシス・マクドーマンドがよくぞ気持ち切らさず好演したなと感心する南部の荒くれ底辺層が舞台です。

怒りは怒りを来す(きたす)という言葉が台詞の中にも出てくるのだけど、キレて突沸する演出に、”単細胞の田舎者”以外の意味はあったのかしら?それ以上のものは汲み取れなかったです。
教訓めいたタイプの物語ではないのかなと感じました。

マイナス150がマイナス50になる位の救いがないストーリーですが、負の連鎖をジョーク交えて濃密に描いていたと思う。目が離せない良い映画でした。