鼻からスイカではなかった(後編)

0:00 夫着&診察

夫が到着。パートナーは24時間面会OKなので助かる。
助産師さんの代わりに腰をさすってもらったが、助産師さんのほうが上手だな。
強さより密着感?フィット感のほうが重要。
医師が診察に来て、子宮口7cm開いてますね〜ということで、この痛みは本陣痛認定です。

でしょうね。痛いよ。
(無痛分娩の場合はここらへんで麻酔開始するそう。納得。)

0:00-4:00 激痛

痛いけど子宮口が全開ではないからまだ産んじゃだめなんです。
子宮口が10cmになったらいきんでOK。あと3cm。
ドラマの出産シーンで苦しんでるのはこの状態。

このとき、痛み無しを0、DEADを100だとすると、
プログレスバーが0から99まで20秒かけてぐぐーっと上昇して、99のところで20秒ステイ、そのあとまた20秒かけて0に戻っていく感じ。生かさず殺さずで今まで感じた何とも違う。やっぱりその20秒間は死ぬほど痛い。
1時間に10〜20回くらい20秒死ぬほど痛い」

これに4時間耐えました。
鼻からスイカなどとポップなものではないな。と
本気で死を意識したかというとそれはなかった。本能的に、とてつもなく痛いけど大丈夫なのだ、という感覚アリ。
よくできてますね。

4:00 ご対面

子宮口全開ですね、ってことで、ここからは耐えないで力入れて産んでOK。
「先生来るからちょっと待って」と、分娩台をお産の形にトランスフォームして、思いっきりライトが点いて、室温が高くなる。このとき、ベッドに据え付けてあったテーブルがメガネを乗せたまま撤去されて裸眼で挑むことに。
裸眼視力、0.02だったっけ・・・全然見えない。
変わらず痛いんだけど、同時にいよいよ出てくる感もある。
ジェットコースターの「今から下ります」で背筋がゾワゾワする感覚が痛さに加わり、割と嫌いじゃなかったり。
助産師さんの合図に合わせていきんでたら、
「次で出るから、そしたら力入れなくていいから自然に呼吸して。」
だそうです。なぜ次出るって分かるんだ・・・
ここも事前情報で

「頭がはまってるのが分かる」
「”降りてきてる”のが分かる」
「出てくる感じもある」

と聞いていたけど、下半身が強張って感覚まるでナシ。でも出てくるみたいだからやるしかないので、
いきんだら「ほぎゃー!」って出てきました。おお!ようこそ!

感動はまだなくて、

「終わった・・・・」

って思いました。

5:00 激痛その2

傷が深かったみたいで、縫合処置がめっちゃくっちゃ痛かったです。
こんなに痛いなんて聞いてないよ。
ノコギリの刃でギコギコやられてる感じで殺意を感じた。40分くらいかかったかな?

鼻からスイカでは、当然ない。
夫は「終わった〜」みたいにくつろいでいて、その姿でイライラポイントカードにスタンプ3倍くらい押されたので、我ながら理不尽だなあと思った。

痛いけど、赤ちゃん抱っこして、診察して〜と作業は続いて、

医師が「とりあえず今のところは傷OK。でも血の塊ができてたらもう一回縫直し」
と不安を残して去っていったところで終了。

まとめると、

「会社なら休むレベルの痛み」が10時間続いて
1時間に10〜20回くらい20秒死ぬほど痛いイベント発生」に4時間耐えて
シメにノコギリで通り魔に40分間襲われる

痛さのトライアスロンって感じです。
鼻からスイカって誰が言い出したか知らないけど、私はこんな感じでした。